11/28、BMWが新型SUV『X3』を発売しました。
フルモデルチェンジされた『X3』は、全車に48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載。
2003年に発表された初代から受け継ぐ、約50:50の前後重量配分、スポーティで俊敏なハンドリング、インテリジェント4輪駆動システム「xDrive」を採用しています。
さらに、今回発売されたモデルから、高速自動車国道におけるハンズ・オフ機能(レベル2の自動運転)を搭載。
今回日本で発売されたのは、ガソリンエンジンモデルの「BMW X3 20 xDrive xLine」と「BMW X3 M50 xDrive」、クリーンディーゼルエンジンモデルの「BMW X3 20d M Sport」の3モデルです。
ボディサイズ(3モデル共通)
全長×全幅×全高=4755✕1920✕1660mm
ホイールベース=2865mm
先代よりも、全長が30~35mm、全幅が30mm大きくなり、全高は15mm低くなっています。
なお、ホイールベースに変更はありません。
パワートレイン
パワートレインは以下のとおり。
なお、トランスミッションは、全車8速ATです。
BMW X3 20 xDrive xLine
ガソリンエンジン:最高出力190PS、最大トルク310N・m、2.0L直列4気筒ターボ
電気モーター:最高出力11PS、最大トルク25N・m
システムトータル:最高出力190PS、最大トルク310N・m
BMW X3 20d xDrive M Sport
クリーンディーゼルエンジン:最高出力197PS、最大トルク400N・m、2.0L直列4気筒ターボ
電気モーター:最高出力11PS、最大トルク25N・m
システムトータル:最高出力197PS、最大トルク400N・m
BMW X3 M50 xDrive
ガソリンエンジン:最高出力381PS、最大トルク540N・m、3.0L直列6気筒ターボ
電気モーター:最高出力18PS、最大トルク200N・m
システムトータル:最高出力398PS、最大トルク580N・m
価格
BMW X3 20 xDrive xLine:798.0万円
BMW X3 20d xDrive M Sport:858.0万円
BMW X3 M50 xDrive:998.0万円
ひとこと
『X3』は、プレミアムコンパクトセグメントに属するSUVで、BMW独自の呼称であるSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)です。
初代『X5』の成功を受けて開発され、2003年に初代『X3』が誕生しました。
搭載されたエンジンは、2.5L直列6気筒のガソリンエンジンと、3.0L直列6気筒のガソリンエンジン、ディーゼルエンジン。
国内では、2.5Lと3.0Lのガソリンエンジンを搭載したモデルが販売されました。
フルモデルチェンジを受けた2代目『X3』が登場したのは2010年。
搭載されたエンジンは、2.0L直列4気筒のディーゼルターボエンジンとガソリンターボエンジン、3.0L直列6気筒のガソリン自然吸気エンジンとガソリンターボエンジンでした。
8速ATモデルには、BMW初のアイドリングストップ機能が搭載されました。
また、衝突回避・被害軽減ブレーキや、レーンディパーチャーウォーニングといった線審運転支援システムも付け加えられました。
2度目のフルモデルチェンジを受けたのは、2017年。
エンジンは、2.0L直列4気筒のディーゼルターボエンジンとガソリンターボエンジン、3.0L直列6気筒のディーゼルターボエンジンとガソリンターボエンジン、ガソリンツインターボエンジンが搭載されました。
なお、この3代目から、トランスミッションがATのみとなりました(初代、2代目のMTモデルは日本未導入)。
自動運転機能としては、ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能を搭載。
また、2020年には、BEVの『iX3』もラインナップに加わりました。
2023年に、世界で最も売れたBMW車はこの『X3』とのことですので、BMWとしては満を持しての投入ということでしょうが、それだけに市場の反応も気になるところでしょうか?
まず国内に投入された3モデルは、およそ200万円の価格差がある「BMW X3 20 xDrive xLine」と「BMW X3 M50 xDrive」の間に「BMW X3 20d xDrive M Sport」が入り込む、価格的にバランスの取れたラインナップ。
今後、PHEVやBEVモデルの投入も予想されますので、その動向も気になるところです。
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