12/1、マセラティが新型スーパーカー『GT2ストラダーレ』を発表しました。
『GT2ストラダーレ』は、同社のスーパーカー『MC20』をベースにしたGT2クラスのレーシングカーを公道用に仕立て直したものです。
エンジンをミドシップに積んだ2シーターのマシンで、カーボンファイバーモノコックを採用。
時速280kgで、最大500kgのダウンフォースを発生させるエアロダイナミクスを実現しています。
車両概要(欧州仕様)
ボディサイズは、全長×全幅×全高=4669✕1965✕1222mmで、『MC20』より全高が2mm低くなっています。
また、ホイールベースは2700mmで、『MC20』と同一の値となっています。
車両重量は、『MC20』が1500kg以下となっているのに対し、『GT2ストラダーレ』は、『MC20』より59kg軽量化したとのことです。
パワートレインは、最高出力640PS、最大トルク720N・mの3.0L V型6気筒ツインターボエンジン。
『MC20』より最高出力が10PS増え、最大トルクは10N・m減少しています。
走行性能(欧州仕様)
最高速度は、『MC20』が325km/h以上となっているのに対し、『GT2ストラダーレ』は324km/hとされています。
0-100km/h加速は、『MC20』が2.9秒以下となっているのに対し、『GT2ストラダーレ』は2.8秒以下となっています。
その他の仕様
ドライビングモード
ドライビングモードは4種類が用意されています。
Corsa Mode
『GT2ストラダーレ』専用に新しく用意されたモードで、電子制御を最小限に抑え、ドライバーが思いのままに車を操る喜びを感じられます。
Sport Mode
車の反応が鋭くなり、よりダイナミックなドライビングを体験できます。
GT Mode
快適でありながら応答性の高い走りを実現。市街地でのクルージングや高速道路での走行に適したモードです。
Wet Mode
トラクションコントロールを自動で調整し、路面が滑りやすい場面でもスムーズで安全なドライブが可能です。
先進運転支援機能
- 死角にある車を警告する「ブラインドスポットアラート」
- 後退時に後方の横断交通を監視する「リアクロスパスアラート」
- 360度カメラで車両周囲の状況を確認できる「サラウンドビューシステム」
- 道路標識を検知する「ロードサインアシスト」
- 前方車両との車間距離を自動で保つ「アダプティブクルーズコントロール」
など
ひとこと
市販車である『MC20』をベースにしたレーシングカー『マセラティGT2』の市販車バージョンという、少々複雑な生い立ちを持つ『GT2ストラダーレ』ですが、さぞかし高性能化されているんだろうな、と思いながら2台を並べてみると、スペック上では大きな違いを見つけることができませんでした。
(0-100km/h加速を0.1秒縮めるのがいかに大変かは想像に難くないですが…)
サーキットなどでの高速走行時のパフォーマンスや、乗り比べてみて初めてわかる安定感といった部分が売りなんだろうなと、勝手に予測しています。
コメント