12/25、三栄書房より、『GTカー大全集 JGTC/SUPER GT 1994-2024』が発売されました。
日本最高峰のGTカーレースに成長したSUPER GTの前身、全日本GT選手権(JGTC)が発足したのが、1994年。今年はそれから30年が経過し、ますます賑わいを増しています。
本書には、この31シーズンに出走したマシンのギャラリーと、ランキング表が収められています。
概要
2024年、前身のJGTC(全日本GT選手権)発足から「30周年」を迎えたSUPER GT。その節目を祝いつつ長い歴史を体現し、ファンにアピールできるものとして制作した、資料性も高い記念ムックです。1994年から最新の2024年まで、31シーズンを走った「すべての」GT出走マシンが完全収録されており、その数トータル1400台以上というボリューム。各車にはキャプションも付けられ、いつでも歴史の長さと足跡、戦績、カラーリングを見返すことができます。長くSUPER GTを応援しているレースファンはもちろん、当時を知らぬ若いファンにも最適な一冊です。
同一コンセプトの先行誌、F1版『グランプリカー大全集』を踏襲し1シーズンあたり8ページのボリュームで出走全車を網羅します。掲載は年次順、チームランキング順で各時代のランキング表も収録しています。
CONTENTS
Machine Collection
020-069 1994-1999年 JGTCマシンコレクション
072-113 2000-2004年 JGTCマシンコレクション
116-155 2005-2009年 SUPER GTマシンコレクション
158-199 2010-2014年 SUPER GTマシンコレクション
202-241 2015-2019年 SUPER GTマシンコレクション
244-285 2020-2024年 SUPER GTマシンコレクションPoint Ranking/Standings
070-071 1994-1999
114-115 2000-2004
156-157 2005-2009
200-201 2010-2014
242-243 2015-2019
286-287 2020-2024Other
004-015 JGTC/SUPER GT 30years Gallery
016-017 はじめに
288 シリーズ外のマシンたち
ひとこと
1994年、富士スピードウェイで開催されたJGTC第1戦に参戦したのは18台。それが、2024年の最終戦鈴鹿では、42台が参戦するまでになりました。
シリーズ立ち上げ当初は、GT1クラス(現在のGT500クラス)にもプライベーターが参戦していましたが、次第に自動車メーカーがしのぎを削るGT500クラスと、プライベーターなどが参戦するGT300クラスといった形に。
この、速度の異なる2つのクラスの車両が混走することが、時にレースを左右することになります。
また、メーカー主導のGT500クラスと混走することで、GT300クラスのマシンにも陽が当たり、露出度が増えることでスポンサーを獲得しやすくなるという利点も生まれています。
さらに、GT300クラスには、世界中の自動車メーカーが販売するFIA-GT3規定のマシンで参加することもできるため、レースに参戦するのが好きな人、レーシングカーを作るのが好きな人、そしてその両方が好きな人が参戦できる魅力的なクラスになっています。
ホンダと日産の経営統合により、今後のGT500クラスの方向性が気になるところですが、現在の人気の火を消さないように、関係者の方には頑張っていただきたいと思います。
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