1/28、三樹書房から、中部博『ダイハツ コペン開発物語―軽オープンスポーツカー2代目コペンの誕生』が発売されました。
2012年に生産終了となった初代『コペン』から1年10ヶ月の空白期間を経て、2代目『コペン』が誕生しました。
曲げ剛性やねじれ剛性を高めたことで、ドア以外のボディ外装の一部を樹脂化することに成功。購入後でも、ボンネットフードやトランクフード、前後バンパー、フェンダー、ヘッドランプ、リアコンビランプを交換することができるということも話題になりました。
そんな2代目『コペン』の技術開発を纏めた1冊になっています。
概要
2代目コペン誕生10周年記念】軽自動車の新たな可能性を模索し、軽オープンスポーツカーとして、軽量な3気筒DOHCターボエンジンによる高い走行性能に加え、骨格+樹脂外板という構造を実現した2代目コペン。新骨格構造の「D-Frame」のみで十分なボディ剛性を確保し、樹脂外板の採用を可能としながら内外装着脱構造「DRESS-FORMATION」によって、デザインの自由度を高めた。本書は、ダイハツの技術陣による証言を含めて、それらの新しい技術開発に挑んだドキュメントである。
ひとこと
軽オープンスポーツって、これまで2度ブームが来ていると思うんですよね。
1度目は1990年代。
ホンダ『ビート』(1991-1996)、スズキ『カプチーノ』(1991-1998)。オープンカーではなかったですが、マツダ『オートザムAZ-1』(1992-1995)。
ダイハツ『コペン』(2002-1012)の登場は、この少し後だったかな。
2度目は2010年代後半から2020年代頭にかけて。
ダイハツ『コペン』(2014-)とホンダ『S660』(2015-2022)ですね。
先攻した1台を追いかけて開発したクルマを投入ってわけではなく、同じようなタイミングで各社が市場に投入しているのが面白いなって思います。
スポーツカーって、売れる時期と売れない時期があるので、各社の市場分析が適切なんでしょうね。
親戚が『ビート』を所有しているので(今も!)、何度か運転させてもらったことがあるのですが、面白かったですね。
こういったクルマを所有したいなとは思うのですが、完全に趣味の車なのでこれ1台ってわけにはいかず…
やっぱり、老後の楽しみになってしまうのかな?
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