【新車】アウディが新型『A5』『S5』を発売

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2/17、アウディが『A4』、『S4』の後継車種となるDセグメントセダン/ステーションワゴンの『A5』、『S5』を発売しました。

ボディタイプは、『A5』、『S5』ともに、セダン(『A5』、『S5』)とステーションワゴン(『A5 Avant』、『S5 Avant』)です。
また、『A5』、『A5 Avant』は、FWDの「TFSI 110kW」と4WDの「TFSI quattro 150kW」が用意されています。
なお、『S5』と『S5 Avant』は、4WDとなっています。

Audi_A5
Audi A5
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命名規則

ここ数年でアウディの命名規則が2転3転したため、一応おさらいしておきます。

従来は、”A”がセダンとステーションワゴン、”Q”がSUVというように、車名のアルファベットがボディ形状を、アルファベットに続く数字(1~8)がボディサイズを示していました。
また、スポーツモデルには”S”、ハイパフォーマンスモデルには”RS”がつけられていました。

2024年から、”A”や”Q”といったアルファベットのあとにつく数字を、内燃機関モデルは奇数、電気自動車は偶数にするとの変更がなされました。
たとえば、『A4』が電動モデル、『A5』が内燃機関モデルという具合です。

しかし、市場に混乱をきたしているという理由で、その命名規則の変更をわずか1年半で撤回。
従来通り、数字がボディサイズを表し、電動モデルには「E-tron」、ガソリンエンジンモデルには「TFSI」、ディーゼルエンジンモデルには「TDI」が付けられることになりました。

A5、S5の概要

ボディサイズ

A5 TFSI 110kWA5 TFSI quattro 150kWA5 Avant TFSI 110kWA5 Avant TFSI quattro 150kWS5S5 Avant
全長[mm]4835
全幅[mm]1860
全高[mm]1455147014351450
ホイールベース[mm]2895

先代モデルとなる『A4』、『A4 Avant』と比較すると、全長が65~75mm、全幅が15mm、全高が45mm(A5)、35mm(A5 Avant)大きくなっています。

また、『S4』、『S4 Avant』と比較すると、全長が65mm、全幅が15mm、全高が25mm(S5)、15mm(S5 Avant)大きくなっています。

ホイールベースは、全車70mm伸びています。

Audi_A5_Avant
Audi A5 Avant

パワートレイン

A5 TFSI 110kWA5 TFSI quattro 150kWA5 Avant TFSI 110kWA5 Avant TFSI quattro 150kWS5S5 Avant
排気量[cc]19842994
ターボ
最高出力[PS]150204150204367
最大トルク[N・m]280340280340550
駆動方式FWD4WDFWD4WD4WD
トランスミッション7速DCT

『S5』、『S5 Avant』には、マイルドハイブリッドシステムが搭載されています。

Audi_S5_Avant
Audi S5 Avant

価格

A5 TFSI 110kWA5 TFSI quattro 150kWA5 Avant TFSI 110kWA5 Avant TFSI quattro 150kWS5S5 Avant
599.0万円681.0万円624.0万円706.0万円1035.0万円1060.0万円

その他

今回発表されたのはガソリンエンジンモデルのみでしたが、今後、最高出力150PS、最大トルク400N・mの2.0L直列4気筒直噴ディーゼルエンジンを用いたマイルドハイブリッドシステムを搭載するモデルが発売されるようです。

最高出力204PS、最大トルク340N・mの2.0L直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載した特別仕様車、『A5 edition one』と『A5 Avant edition one』が、合計150台限定で販売されます。

ひとこと

アウディ自らが「ベストセラーモデル」と称する『A4』の後継モデルです。
はじめに書いたとおり、車名を巡って方針が2転3転したこともあり、『A4』を名乗り続けることができないのは、ちょっと痛手でしょうか(『A5』は2024年7月にワールドプレミアされ、11月に欧州での販売が開始されました)。

アウディはこれまで、『A4』のクーペモデルと4ドアクーペモデルを、それぞれ『A5 Coupe』、『A5 Sportback』として販売してきましたが、これらのボディタイプは引き続き『A5』を名乗るものと思われます。
『S5 Coupe』と『S5 Sportback』、『RS 5 Coupe』、『RS 5 Sportback』も同様でしょうね。

プレスリリースをざっと読んだ限り、新開発のマイルドハイブリッドシステムが採用されたこと以外、特に目立った変更はないでしょうか。
売れ筋モデルかつ価格帯を考えると、必要な装備は先代モデルの時点で十分に揃っており、熟成と改良が進められたと考えられます。そう考えると、信頼性の高い車に仕上がっているのではないかと。

今後はディーゼルエンジンモデルの投入が予定されていますが、その先にBEVモデルの投入もあるのでしょうか?

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