2/20、アウディがハイパフォーマンスフルサイズSUVクーペ『RS Q8 performance』を発売しました。
概要
車名について
アウディのモデル名はアルファベットと数字で構成されており、アルファベットはモデルの特徴を、数字はセグメント(≓サイズ)を表しています。
「Q」はSUVを表しており、「8」はアウディで最も上位のセグメントにあたるため、『Q8』はアウディのSUVラインナップの中で最も大きいフラグシップSUVです。
「Q8」の前につく「S」は”Sport”を意味し、ベースモデルよりも走行性能を高め、スポーティなデザインが与えられています。
さらに、「RS」は”Racing Sport”を意味し、「S」よりもさらに走行性能を高め、走りを極めたモデルに付与されます。

RS Q8 performanceの仕様
ボディサイズ
- 全長×全幅×全高=5020✕2005✕1700mm
- ホイールベース:2995mm
- 車両重量:2410kg
『RS Q8』と比較して、全長が10mm、全幅が5mm大きくなっていますが、車両重量に変更はありません。
パワートレイン
- 4.0L V型8気筒直噴ツインターボエンジン
- 最高出力:640PS
- 最大トルク:850N・m
『RS Q8』と比較して、最高出力が40PS、最大トルクが50N・mパワーアップ。
ベースモデルの『Q8』と比較すると、排気量は1.0Lアップ。最高出力は300PS、最大トルクは350N・mパワーアップしています。
駆動/トランスミッション
- 駆動:4WD
- トランスミッション:8速AT
性能
- 最高速度:305km/h
- 0-100km/h加速:3.6秒
- ニュルブルクリンク北コースラップタイム:7分36秒698(SUV最速、アップデート前の『RS Q8』より約6秒短縮)
価格
- 2206.0万円

ひとこと
日本では2018年11月にラインナップに加えられたアルファ ロメオのSUV『ステルヴィオ クアドリフォリオ』が、2017年9月にニュルブルクリンク北コースでマークしたタイムが7分51秒70。
当時の量産SUVとしては最速で、SUVとしてはじめて8分の壁を破りました。
それから7年近くの時が経ったとはいえ、今回日本で発売された『Audi RS Q8 performance』のタイムは7分36秒698。
SUVをそんなに高性能化してどうするの?と言いたくもなりますが、ドイツのアウトバーン(高速自動車専用道路)にはまだ制限速度無制限の区間がありますし、SUVの大きなボディや使い勝手と、走行性能を兼ね備えた車に乗りたいというニーズがあるのでしょう。
また、速く走れる車というのは、ブレーキ性能や直進安定性、ステアリング応答性やボディー剛性などの性能も高いため、安全な車と言うこともできます。
また、高性能だからといって、オラオラ系の外観でないところも好感が持てます。
落ち着いたたたずまいだけど、よく見ると機能美に溢れているみたいな…
私には縁がありませんが、写真を見ているだけで時間が過ぎていくような車です。
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