2/28、Jeep『グランドチェロキー』の右ハンドル車生産終了に伴い、国内での販売を終了することが発表されました。
また、国内での最終販売モデルとして、3/15から『グランドチェロキー Final Edition』が100台限定で発売されることになりました。

グランドチェロキーとは
『グランドチェロキー』は、ステランティス傘下のクライスラーが「Jeep」ブランドで販売しているラグジュアリーSUVで、「Jeep」におけるハイエンドモデルです。
1963年に初代が発売された『ワゴニア』の後継車として、1992年のデトロイトモーターショーでワールドプレミアされ、翌1993年から販売がはじまりました。
この初代『グランドチェロキー』には、SUVとして初めて運転席にエアバッグが搭載されました。
2005年に発売された3代目、2010年に発売された4代目には、シリーズ最大となる6.1L V型8気筒エンジンが搭載されましたが、2021年から販売されている現行モデルでは、3.6L V型6気筒エンジン、5.7L V型8気筒エンジンのほか、2.0L直列4気筒ターボエンジンや2.0L直列4気筒ターボエンジン+PHEVを搭載するモデルが用意され、ダウンサイジングや環境負荷低減が図られています。
グランドチェロキーFinal Edition
諸元
- ボディサイズ:全長×全幅×全高=4900✕1980✕1810mm
- ホイールベース:2965mm
- 乗車定員:5名
- パワートレイン:2.0L直列4気筒ターボエンジン(最高出力272PS、最大トルク400N・m)
- 駆動:4WD
- トランスミッション:8速AT
特別装備
- Final Edition バッジ
- Jeep(フロント)ブラックバッジ
- Grand Cherokee ブラックバッジ
- 4×4 ブラックバッジ
- 18インチアルミホイール(グロスブラック塗装)


販売概要
- 価格:810.0万円(税込)
- ボディカラー:ブライトホワイト(30台)、バルティックグレーメタリック(70台)
- 発売:3/15(土)


ひとこと
JeepのフラグシップSUVである『グランドチェロキー』の販売終了がアナウンスされました。
「右ハンドル車の生産終了によるもの」とされていますので、左ハンドル車の生産やアメリカ等での販売は続きそうです。
右ハンドルの主な国というと、日、英、豪。
オーストラリアの事情はよくわかりませんが、日本では同じ価格帯のSUVとして、トヨタ『ランドクルーザー300』やレクサス『RX』などがあります。
また、イギリスでにはラグジュアリーSUVメーカーであるランドローバーがありますよね。
ステランティスとして見ると、アルファ ロメオ『ステルヴィオ』やマセラティ『グラカーレ』あたりが価格的に競合するでしょうか。
実際の販売数がどれくらいなのかはわかりませんが、全長4900mm、全幅1980mmというボディサイズは、日本やイギリスの道路では持て余し気味なので、思い切って右ハンドル車を打ち切り、ステランティス傘下の他のブランドのSUVにユーザを振り分けるという考え方も理解できます。
巨大自動車メーカーならではの決断とも言えますね。
日本ではJeepは好き嫌いが分かれるメーカーかも知れませんが、好きな人は好きなので、Final Editionもあっという間に売れてしまうのかも知れませんね。
コメント