2024年度の車名別自動車販売台数が発表されましたので、ベスト10を紹介したいと思います。
本当なら、カウントダウンすべきところなのですが、上位に入っているクルマはご存知&想像がつきますよね。
ってことで、どのクルマがベスト10に入っているかを楽しんでもらうために、1位から発表していきたいと思います。
1位:ホンダ『N-BOX』
販売台数は21,0768台、前年度比96.5%でした。
『N-BOX』、『N-BOX CUSTOM』、『N-BOX JOY』と、福祉車両の『N-BOX スロープ』、『N-BOX CUSTOM スロープ』の合算でしょうか。
登録車を含めた乗用車の新車販売台数で首位を獲得したのは4年連続、軽自動車に限定すると10年連続だそうです。
その間、2017年に初代から2代目に、2023年に2代目から3代目にフルモデルチェンジしていますが、人気を保ち続けているのはすごいと思います。
エクステリアデザインも初代から大きく変わっていません。
誰が見ても『N-BOX』とわかるデザインを踏襲しているわけですが、2011年の発売から14年間大きくデザインを変更していないにもかかわらず、古臭さを感じさせないのはすごいですよね。
ほかのクルマも、万人に受け入れられるデザインにして欲しいと思ったりするのですが…
2位:トヨタ『ヤリス』
販売台数は171,919台、前年度比93.6%でした。
『ヤリス』と『GRヤリス』、『ヤリス クロス』、『ヤリス クロス GR SPORT』の合算でしょうか。
なお、『ヤリス』には、福祉車両として、助手席ターンチルトシートのメーカーオプションが用意されています。
認証試験不正で『ヤリス クロス』が生産停止になったことが響いたでしょうか。
生産停止がなければ、前年度同等か、それを上回る販売台数をマークしていたのではないかと思います。
3位:スズキ『スペーシア』
販売台数は168,491台、前年度比126.3%でした。
『スペーシア』と『スペーシア カスタム』、『スペーシア ギア』の合算でしょうか。
2023年11月のフルモデルチェンジと、2024年9月に発売された『スペーシア ギア』の効果が出たでしょうか。
ホンダ『N-BOX』同様、軽スーパーハイトワゴンですね。
4位:トヨタ『カローラ』
販売台数は165,448台、前年度比110.0%でした。
『カローラ スポーツ』と『カローラ(セダン)』、『カローラ アクシオ』、『カローラ ツーリング』、『カローラ フィールダー』、『カローラ クロス』、『GRカローラ』の合算でしょうか。
とにかく『カローラ』と名の付くクルマが多いです。
このうち、先代からのキャリーオーバーだった『カローラ アクシオ』と『カローラ フィールダー』は、今年10月で生産終了となることが決まっています。
町中を走っているクルマを見ていると、『カローラ スポーツ』と『カローラ クロス』が多いかな?と思うのですが、どうでしょう?
内訳が知りたいですね。
『カローラ スポーツ』が2018年6月に登場、『カローラ(セダン)』と『カローラ ツーリング』が2019年に9月にフルモデルチェンジ、2021年9月に『カローラ クロス』が登場しました。
1969年度から、自動車販売台数1位の座を33年守り続けた人気車でしたが、2002年度にホンダ『フィット』にその座を譲ってからは人気が低迷。しかし、現モデルになってから人気が高まってきた気がします。
『カローラ スポーツ』、『カローラ クロス』が人気を牽引しているでしょうか。
フルモデルチェンジの噂も聞こえてきますが、次のモデルの売れ行きが『カローラ』の今後を占うことになるでしょうか。
5位:ダイハツ『タント』
販売台数は122,358台、前年度比98.0%でした。
『タント』と『タント カスタム』、『タント ファンクロス』の合算でしょうね。
元祖軽スーパーハイトワゴンです。
ホンダディーラーで、この車があったから『N-BOX』が生まれたと聞いたことがあります。
フルモデルチェンジは2019年ですが、根強い人気。
2022年10月にマイナーチェンジと「ファンクロス」の追加が行われました。
6位:トヨタ『シエンタ』
販売台数は116,368台、前年度比94.8%でした。
ベースモデルのほか、福祉車両として、助手席ターンチルトシートのメーカーオプションと、車いす仕様車(スロープタイプ)、フレンドマチック取付用専用車があります。
2022年8月にフルモデルチェンジされて3代目に。
相変わらずの人気です。
7位:日産『ノート』
販売台数は96,934台、前年度比99.9%でした。
『ノート』と『ノート オーラ』、『ノート オーラ NISMO』の合算でしょうか。
2020年12月にフルモデルチェンジされ、3代目に。
2021年6月に『ノート オーラ』が発売され、さらに2021年8月に『ノート オーラ NISMO』が発売されました。
ストップ&ゴーの多い町中で特に燃費が伸びる、日産の「e-POWER」の本領が発揮される使い方が想像されるクルマですね。
8位:ホンダ『フリード』
販売台数は90,808台、前年度比121.6%でした。
ベースモデルのほか、福祉車両として、車いすスロープ仕様車と、助手席リフトアップシート仕様車があります。
2024年6月にフルモデルチェンジを受け、3代目になりました。
新型車効果ですね。
かなりの納車待ちが発生しているようなので、2025年度も販売台数を伸ばしそうです。
コンパクトミニバンのトヨタ『シエンタ』とがっぷり四つのクルマだと思いますが、フルモデルチェンジの際に一時的に販売台数が落ち込んだでしょうから、今年度の販売台数が楽しみです。
9位:スズキ『ハスラー』
販売台数は89,691台、前年度比97.0%でした。
『ハスラー』と『ハスラー タフワイルド』の合算と思われます。
2020年1月にフルモデルチェンジされて2代目になりました。
2024年5月に『ハスラー タフワイルド』が追加されました。
10位:トヨタ『アルファード』
販売台数は87,962台、前年度比167.7%でした。
ベースモデルのほか、福祉車両として、サイドリフトアップチルトシート装着車があります。
誰もが認めるであろう、キングオブミニバンですね。
2023年6月にフルモデルチェンジされ、4代目になりました。
姉妹車の『ヴェルファイア』と合わせると、121,393台販売されました。なんと、車名別ミニバン販売台数1位の『シエンタ』より売れたことになります。
前年度比167.7%になっていますが、何があったのでしょう?
PHEVモデルが発売されたのは2025年1月31日なので、影響が出てくるのは2025年度以降になると思いますし、そんなに数が売れるモデルでもなさそう…
認証不正による生産停止も、2024年2月だったので、2023年度の販売台数に大きな影響があったとも思えません。
月ごとの販売台数などを見ていくと、何かわかるかも知れませんが、疲れたのでこれくらいにしておきます。
ひとこと
2024年度の販売台数ベスト10、いかがだったでしょうか?
2023年度と同じようなクルマがならんでいますが、小さな順位の入れ替わりがありました。
ちなみに、私の家族に限って言うと、乗っている車がすべてベスト10に入っていました。
私が父とシェアしているのが6位にランクインしたトヨタ『シエンタ』。
上の姉が乗っているのが、8位にランクインしたホンダ『フリード』(先代ですが、そろそろ現行モデルに買い換えそうな雰囲気です)。
下の姉が乗っているのが、1位のホンダ『N-BOX』(『シエンタ』の前に父が所有していたクルマです)。
義母が乗っているのが、9位にランクインしたスズキ『ハスラー』(初代から2代目に乗り換えました)。
相変わらずミニバンとコンパクトカーが強いなぁという印象なのですが、「ミニバン販売台数1位」と謳っていた日産『セレナ』は81,765台で12位に。『アルファード』に負けてしまいました。
もっとも、『シエンタ』と『フリード』の方が売れていたんですけどね。
ちなみに、『ノア』と『ヴォクシー』の販売台数を合算すると146,491台になり、5位のダイハツ『タント』の上に位置することになります。
ホンダ『ステップワゴン』は51,737台で29位でした。ちょっと1人負けが続いているでしょうか?
日本での販売が再開されたホンダ『オデッセイ』は11,359台。2010年8月にフルモデルチェンジしたままで、モデル末期を迎えている日産『エルグランド』よりは売れているといった状況でしょうか。
ミニバンブームの火付け役だったんですけどね~
一方、コンパクトカーの人気は下火になってきたのかな?と思っていたのですが、『ヤリス』と『ノート』がランクインしていました。
『ヤリス』に関しては、『ヤリス クロス』が引っぱっているような気もしますが、コンパクトカーの『ヤリス』もよく目にします。
ところで、一時期コンパクトカーの代名詞だった『フィット』はどこへ行ってしまったのだろう?と思って調べてみると、17位(58,641台)に甘んじていました。
1つ意外に思ったのは、SUVが少なかったこと。
右を見ても左を見てもSUVが目に入るような状況ですが、SUV単独でのランクインは、9位に入った『ハスラー』のみです。
2位の『ヤリス』の中に『ヤリス クロス』が、4位の『カローラ』の中に『カローラ クロス』が含まれていますが、それぞれ何台売れているのかの内訳は公表されていません。
11位以下を見てみると、ホンダ『ヴェゼル』が71,120台で18位、トヨタ『ライズ』が68,134台で20位、トヨタ『ハリアー』が63,684台で22位、トヨタ『ランドクルーザー』が57,093台で26位、ダイハツ『タフト』が51,003台で30位となっていました。
やっぱりSUV人気ですね…
車種が多いので割れたって感じでしょうか。
それにしても、『ランドクルーザー』が26位なんだ…
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