【トリビア】ミツビシの国内販売台数が新型車効果で10%増?

トリビア トリビア

4/1、2024年度の国内自動車販売台数が発表されました。
年度が替わった初日に台数が出るんですから、すごい時代になりましたね。

さて、共同通信の記事を読むと、

三菱自動車は10・0%増、SUBARU(スバル)が3・5%増だった。いずれも新型車効果が出た。

と書かれていました。

はて、2社とも2024年度の販売台数に影響するような新型車ってありましたっけ?

スバルは、2023年10月『レヴォーグ』がマイナーチェンジされ、『レイバック』が追加されました。
また、2022年12月にフルモデルチェンジして『XV』から名前が変わった『クロストレック』に、2024年12月にストロングハイブリッド搭載モデルが追加されました。
そう考えると、スバルの3.5%増は納得がいきます。

わからないのがミツビシ。
2024年2月に『トライトン』の国内販売がはじまりましたが、販売台数全体に影響を与えるような車種ではありません。
『eKクロス EV』の発売は2022年6月だし、現行の『アウトランダーPHEV』は2021年12月発売です。
『デリカミニ』の発売は2023年5月なので、2023年度と2024年度の販売台数が大きく変わるとも思えない。
現在のミツビシのラインナップを見ると、軽自動車が大きなウェイトを占めていると思うのですが、少なくとも”新型車効果”はないと思われます…

ひょっとして、と思ったのが2023年11月にビッグマイナーチェンジされた『ミニキャブ・ミーブ』。
商用バンの電気自動車ですが、郵便局や宅配業などの法人需要があったという可能性。

全国軽自動車協会連合会の統計を見てみると、2024年度の『ミニキャブ・ミーブ』の販売台数は4,903台。2023年度は2,909台でしたので、前年度比1,994台増。
2023年度のミツビシの国内販売台数が35,212台だったので、前年度から約5.7%の増加分を、『ミニキャブ・ミーブ』が占めていることがわかりました。
となると、新型車効果というのは正しいようです。

ついでに、ガソリンエンジンモデルの『ミニキャブバン』が、前年度比698台増の4,384台。
『デリカミニ』と「eKシリーズ」のガソリン車が、前年度比2,232台増の54,659台となっていますので、この3モデルの増分だけで、前年度販売台数の約14.0%を占めています。

逆に『eKクロスEV』の販売台数は、前年度から2,148台少ない2,271台でした。
EVモデルを購入したかった人の多くは、2023年度中に購入したということでしょうね。

ちょっと気になったので、調べてみました。
気になると、調べてみないと気がすまないたちで…

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