【SUPER GT】2026年セパン戦のGT500クラスに現地プロモーターがワイルドカード参戦を発表

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12年ぶりにSUPER GTがマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで開催されましたが、その期間中、現地のプロモーターから、来年のマレーシアラウンドでGT500クラスにワイルドカード参戦をするとの発表がありました。

ここで気になるのが、マシンをどうするのかという点です。

実際にFIA GT3規定のマシンが走っているように、GT300クラスであれば、FIA GT3のマシンを持ってこれば参戦することが(&勝負に絡むことが)可能ですが、現在GT500クラスに近いレギュレーションで走っているマシンはありません。

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考えられる選択肢

中古車をレンタル/購入する

GT500クラスにスポット参戦する方法としてまず考えられるのが、過去にGT500クラスに参戦したマシンをレンタルする方法です。

日産『GT-R』やホンダ『NSX GT』などですね。
現行マシンでも、型落ちのものが使えるかもしれません。確か、3年は同じモノコックを使わないといけないんでしたっけ。逆に言うと、古いモノコックのマシンが残っている可能性があるわけで…

この方法であれば、最低限のコストで参戦することができると思います。

また、たとえば2027年からフル参戦を目指すのであれば、中古マシンを購入してしまうという方法もあるかも知れませんね。

問題となるのはマシンの調達先ですが、メーカーとしても東アジアの方で販路を拡大したいでしょうから、意外とすんなりと決まるかもしれません。

旧DTMマシンをレンタル/購入する

現在はFIA GT3規定のマシンで争われているDTMですが、その前は日本のSUPER GTとレギュレーションを共通化する方向で進んでいました。

そのため、GT500クラスと同じようなレギュレーションで作られた車が何台か残っていると思われます。
これをレンタルするなり、購入するなりして、SUPER GTのレギュレーションに合わせ込めば、いろんな面で面白いことになりそうです。

また、この方法を採れるのであれば、他にも同様の方法で参戦を目指すチームが出てくるのではないかと、夢が広がります。

ボディを自作する

上の2つは、マシンをレンタルなり購入してきて参戦という方法でしたが、将来的にフル参戦を目指すのであれば、上に示した方法でマシンを調達してきて、ボディを自作するという方法が考えられます。

東南アジアでのシェアを伸ばしたいメーカー、東南アジアのメーカーのボディを被って出てくるという可能性もなくはないです。

ただ、現在のSUPER GTは空力的にかなり突き詰められたマシンの争いになっていますので、どれだけの競争力があるのかが気になるところですが、夢はあります。

現実的かどうかをさっ引くと、由良拓也さんなんかは血が騒ぐのではないでしょうか。

その他

その他夢がある方法としては、エンジンまで自作するとか、共通部品以外の部分を自作するといった方法が考えられますが、現実的ではないでしょうね。

ただ、ウルトラCとして考えられるのは、かつてのマザーシャシーのようなものを、GTAがGT500クラス向けに作ってしまうという方法。
モノコックをはじめ、GT500クラスでは共通パーツを使用しなければならない部分があるため、その範囲を拡げると、マザーシャシーのようなものができちゃうような気がします。
その第1号が来年のマレーシアラウンドにワイルドカード参戦するマシンで、2027年から本格的に導入なんていうのは面白そうじゃありません?

現在GT500クラスに参戦しているメーカーも、アメリカの関税の問題など、経営面で不透明な部分があるので(個別メーカーの経営状況については触れませんが)、万が一GT500クラスから撤退などということになってしまった時への備えにもなる気がします。

スーパー耐久のように、マツダの参戦だとか、SUBARU、三菱のGT500クラス参戦っていうのも見てみたい気がします。

どのような方法での参戦を考えているのかはわかりませんが、想像するだけでワクワクしてきますよね。

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