9/1、トヨタがコンパクトハッチバック『アクア』をマイナーチェンジしました。
1番大きな変更点は、フロントマスクが”プリウス顔”になったこと。
これは次のフルモデルチェンジに関する布石にも思えてしまうのですが…

↓現行プリウス(参考)

主な変更点
デザイン
- 『プリウス』同様、ハンマーヘッドをモチーフとしたフロントデザインが、全グレードに与えられました。
LEDヘッドランプとターンランプ、クリアランスランプ(デイライト機能付)が一体のユニットになっています。
また、Zグレードには、左右のヘッドランプを繋ぐセンターランプ、LEDアクセサリーランプが追加されます。 - ドアミラー展開時の車幅を30mm短縮
- 全グレードにバックドアガーニッシュを追加
- これらの変更に伴い、全長が30mm伸びています(4080mm)。

安全装備
- プリクラッシュセーフティーの対象物にバイクを追加
また、出会い頭による衝突回避機能を追加 - ロードサインアシストの対象に、転回禁止の道路標識、信号機の読み取り機能を追加
- 発進遅れ告知機能に交差点の信号が赤から青に変わったときの告知機能を追加
運転支援機能
- 電動パーキングブレーキ、ブレーキホールド機能を標準装備
- 停止直後の車両の揺れ動きを抑えるスムーズストップを標準装備
その他
- KINTO専用グレード(U)を設定

ひとこと
『アクア』がマイナーチェンジを受け、『プリウス』や『クラウン』同様、ハンマーヘッドモチーフのヘッドランプが与えられました。
「アクアよ、お前もか」と言いたいところですが、『アクア』に関しては必然的な変更のように感じられます。
というのも、国内では『アクア』の名称で販売されていますが、海外では『プリウスc』の名称で販売されています。
つまり、『プリウス』のコンパクト版なんですよね。
従って、『プリウス』と同じデザインが与えられるのは必然というわけです。
ちなみに、初代のアクア(2011年発売)がこんなデザイン。

その時のプリウス(3代目)が下のデザインですから、やっぱり似ているんです。

そして、デザインの共通化の先にあるのではないかと私が勘ぐっているのは…
『ヴィッツ』が海外名の『ヤリス』に変更されたように、次のフルモデルチェンジで国内でも『プリウスc』に名称変更されるのではないかということ。
2025年前半(1月~6月)の「乗用車ブランド通称別販売台数」を見てみると、『アクア』が41,954台で9位、『プリウス』が41,508台で10位となっています。
この2車種の販売台数を足してみると83,462台になり、1位の『ヤリス』(86,942台)と2位の『カローラ』(75,019台)の間に位置することになります。
現行モデルは2021年7月のデビューなので、3~5年後くらいに答えが見えるでしょうか…

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