9/9、フェラーリがフラグシップスーパースポーツカー『849 テスタロッサ』をミラノで発表しました。
『SF90 ストラダーレ』の後継モデルで、ボディタイプはクーペとスパイダーが用意されています。
”テスタロッサ”の名前がつけられるのは、1984年に登場した当時のフラグシップモデル『テスタロッサ』以来です。

849 テスタロッサの概要
寸法
- ボディサイズ:全長×全幅×全高=4718✕2304✕1225(クーペ)/1186(スパイダー)mm
- ホイールベース:2650mm
『SF90 ストラダーレ』と比較し、全長が8mm、全幅が332mm大きくなっています。
全高は、クーペが39mm高く、スパーダーは5mm低くなっています。
重量
- 乾燥重量:1570kg(クーペ)/1660kg(スパイダー)
『SF90 ストラダーレ』と比較し、スパイダーは10kg軽くなっています。
クーペの重量は変化ありません。

パワートレイン
- 駆動:4WD
- エンジン気筒配列・数:V型8気筒
- エンジン排気量:4.0L
- エンジン吸気:ツインターボ
- エンジン最高出力:830PS
- エンジン最大トルク:842N・m
- モータ最高出力:163PS
- システム最高出力:1050PS
- トランスミッション:8速DCT
- モータ走行距離:25km
システム最高出力の1050PSは、『SF90 ストラダーレ』よりも50PS高い値です。
パフォーマンス
- 最高速度:330km/h以上
- 0-100km/h加速:2.3秒以下
- 0-200km/h加速:6.35秒(クーペ)/6.5秒(スパイダー)
- 100-0km/h制動距離:28.5m

ひとこと
「テスタロッサ」の名前が戻ってきました!
「テスタロッサ」とは、イタリア語で「赤い頭」という意味。ヘッドカバーが赤くペイントされていたことに由来しますが、フェラーリのフラグシップモデルやレーシングカーに使われてきました。
パワートレインは、最近流行りのPHEV。
前輪それぞれに1つずつと、エンジンとギアボックスの間に1つの、計3個のモータが搭載されています。
デザインはどこか懐かしいもの。と言うか、1984年に登場した『テスタロッサ』のオマージュでしょうか。
スパイダーのリトラクタブルハードトップは、時速45km以下で開閉可能となっており、14秒で開閉できるそうです。
ただでさえあまり目にしないフェラーリですが、フラグシップモデルとなると…
どこかでじっくりお目にかかりたいクルマです。

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