【新刊】『MASERATI 110th マセラティ110周年を祝う』

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1914年12月1日、イタリア・ボローニャで産声を上げたマセラティ。
開業当初は市販車のレーシングチューニングを主業とし、第1次世界大戦中はスパークプラグを開発し、軍需産業で業績を伸ばしました。
戦後はグランプリカーの製作とグランプリへの参戦、レーシングカーを製造販売するコンストラクターとして名を広めました。
オイルショックの際には破産寸前まで追い込まれましたが、デ・トマソがマセラティの経営再建に乗り出し、その後はフィアットグループ傘下に入り、現在は2021年に設立されたステランティスの一角として、ラグジュアリースポーツカーを製造、販売しています。
本書は、そのマセラティ110周年を記念して110年の過去、現在、未来をまとめた1冊となっています。

11/21、世界文化社より、『MASERATI 110th マセラティ110周年を祝う』が発売されました。

概要

これ1冊でマセラティの歴史がわかる! 110周年を祝う特別編集本

・マセラティ・ファン必携の1冊
・マセラティ110年の過去、現在、未来の総まとめ
・『オクタン日本版』特別編集による美しいビジュアル

1914年にアルフィエーリ・マセラティが兄弟とともに設立したマセラティは今年で110周年を迎えた。ブランドの成り立ちから、レースでの伝説的で輝かしい活躍、そして3500GTやミストラル、メキシコ、ギブリ、ボーラ、カムシン、クアトロポルテ、グラントゥーリズモ等の名車の数々を、美しいビジュアルとともにまとめた1冊。マセラティ・ファンならずとも必携です。

<CONTENTS>
起源はレーシングコンストラクター
110年という長い歴史は正統な車作りに支えられて

ひけらかすことのないエレガントな力強さ
110年のブランド価値をこれからのオーナーとともに

これからのマセラティを牽引するリーダーに聞く
大切にすべきは「伝統と革新」

THE RACING STORY BUILDING THE LEGEND
伝説を築く

SOMETHING FOR THE WEEKEND
週末の楽しみ
1955年マセラティA6G 2000ザガート

BACK FROM THE SHED
発掘された宝石
1956年マセラティA6G 2000グランスポール・フルア

HEAT & LIGHT
熱く、軽やかに
1956年マセラティA6G / 54ザガート

FOUR-CYLINDER MASERATIS
最も美しいレーシングカー
1957年マセラティ200 SI(シャシーナンバー:2427)
1957年マセラティ250S(シャシーナンバー:2431)

MODENA’S MIGHTIEST WEAPON
モデナの最強兵器
1957年マセラティ450 S

THE ONE & ONLY
唯一無二
1957年マセラティ450 Sコスティン・ザガート・クーペ

MASERATI ELDORADO
笑顔のカウボーイ
マセラティ・エルドラド

日本とマセラティが出会った日

THE MASERATI THAT NEVER WAS
夢と幻のマセラティ
1958年マセラティ3500 GT
1963年マセラティGTIトゥーリング・コンバーチブル

RULING ROAD AND WATER
水と陸の王者
1964年マセラティ3700 GT “ミストラル”
1963 / 64年サンマルコ・ランナバウト

MEXICO’S STANDBY
幻のメキシコ
1967年マセラティ・メキシコ・フルア

A BARN FIND
“バーンファインド”
1968年マセラティ・メキシコ4200

AN INCONVENIENT TRUTH
不都合な真実
1971年マセラティ・ギブリ SS

FIRST RIGHT TIME
一発必中
1972年マセラティ・カムシン・プロトタイプ

THE GENTLEMAN’S SUPERCAR
ジェントルマンのためのスーパーカー
1975年 マセラティ・ボーラ

BORN UNDER A BAD SIGN
不運の星のもと
1974年マセラティクアトロポルテⅡプロトタイプ

MASERATI GranTurismo
マセラティが生み出した“グラントゥーリズモ”という概念

MASERATI GranTurismo
知的好奇心が満たされる秋から冬へのグランドツーリングへ
マセラティ・グラントゥーリズモ

Maserati GranCabrio
「GT」の存在意義とは
マセラティ・グランカブリオ

Fuoriserie
フォーリセリエこそがマセラティらしさ

イタリアンデザインの叡智が生み出した、至上の傑作
最強のマセラティ現行ラインナップ

Sartoria/Officina
マセラティの新しいストアコンセプト

ひとこと

同じステランティス傘下のスポーツカーブランドでも、私はアルファ ロメオの方が好み。と言うか、マセラティには手が出ません。
そんなマセラティとアルファ ロメオは、1900年代前半、国内外のレースでしのぎを削っていたということを今回初めて知りました。
現在はステランティスの一員として、2社が上手く棲み分けていると聞いたら、当時の関係者はどう思うのか、聞いてみたい気もします。
アルファ ロメオの設立は1910年ですので、マセラティの方が4年あとに誕生したことになりますが、110年もの歴史には重みを感じます。
スポーツカーメーカーのサガとして、世界情勢に影響されやすく、マセラティも1度は破産寸前まで追い込まれたようですが、そこから生き延びてきたわけですから、これからの110年も歴史を積み上げていってほしいと思います。

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