【新刊】『フェアレディZストーリー―米国市場を切り拓いたスポーツカー』

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12/2、三樹書房より、片山豊、松尾良彦『フェアレディZストーリー―米国市場を切り拓いたスポーツカー』が発売されました。

初代『フェアレディZ』が誕生したのは、1969年のこと。
当時の米国日産の社長で、著者の1人である片山豊氏が、アメリカのニーズに適合した新しいスポーツカーの開発を強く要望したことから、『フェアレディZ』の開発がはじまりました。
その初代『フェアレディZ』のデザインを担当したのが、もう1人の著者である松尾良彦氏が率いた日産自動車第1造形課・第4デザインスタジオでした。

初代『フェアレディZ』は、日産の海外輸出モデルにつけた「ダットサン」ブランドで販売され、全世界で55万台が販売される大ヒットモデルとなりました。

概要

【日産自動車創立90周年】アメリカ市場を席巻、世界に多くのファンを持つスポーツカー、フェアレディZ。その誕生の経緯などについて、北米市場のシェア拡大を目指して導入を後押しした片山豊氏や、デザインに参画した松尾良彦氏など、実際の担当者による執筆で、当時の様子を語る。

日産自動車が創立90周年を迎えたのを機に、2019年刊行の同書のカバーを“90周年を伝える公式ロゴ”を加えたデザインに一新して、250部を製作した特別愛蔵版。

ひとこと

初代『フェアレディZ』の開発物語は、NHKの『プロジェクトX』でも放送されましたよね。
当時陽の当たらなかったスポーツカー開発部門に、「勝利」を祈願して用いられるZ旗を贈ったのが、『フェアレディZ』の”Z”の所以であるという話もこの番組で知りました。これについては、”Z”がアルファベットの最後の文字であることから、究極形を意味するという話もあるようです。

初代が9年間で計55万台のヒットを飛ばした『フェアレディZ』は、2代目(1978年~)、3代目(1983年~)、4代目(1989年~2000年)と順調にモデルチェンジを繰り返したあと、2年の空白期間をおいて5代目(2002年~)、6代目(2008年~2021年)、7代目(2022年~)と、ほぼ空白期間なしに45年以上の歴史を築いています。

ひょっとして…と思って探してみたら、トミカで全モデルが揃ってしまいました!
個人的には4代目のZ32型が好きだなぁ。

初代(30型)

2代目(S130型)

3代目(Z31型)

4代目(Z32型)

5代目(Z33型)

6代目(Z34型)

6代目改良型(RZ34型):現行モデル

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