【ニュース】BYDが軽電気自動車の投入を発表

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4/24、BYDが2026年後半に軽自動車規格の電気自動車を国内に投入することを発表しました。

現在、電気自動車(BEV)で攻勢をかけているBYD。
全長×全幅×全高=4290✕1770✕1550mmのコンパクトBEV『DOLPHIN』を国内に投入していますが、新たに2026年後半に日本専用モデルの軽自動車規格(全長×全幅×全高=3400✕1480✕2000mm以内)のBEVを投入することになりました。

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気になる価格と性能は

このBYDが投入する軽自動車の性能と価格について、ダイヤモンド・オンラインが予想しています。

これによると、低価格モデルが185万円で航続距離230km、高価格モデルが225万円で300kmと予想されています。
現在、日本で1番売れている軽BEVの日産『サクラ』が260万円で180kmなので、スペック上の競争力で言えば、日本の軽BEVは大差をつけられています。

ひとこと

BYDが、なぜこの航続距離と価格を実現できるかというと、BYDがもともとバッテリを製造していた会社だからです。
車載用&携帯電話用のリチウムイオン電池では、世界第2位のシェアを誇っています。
さらに、車体の底に高密度でバッテリを敷き詰める独自技術を持っているという強みもあります。
BEVのコストは搭載されるバッテリが占める割合が高いため、バッテリを自製できる強みは底知れません。

日本人が中国産製品に持ちがちな、”安かろう、悪かろう”でないことは、世界販売台数がテスラに迫っていることでも裏づけられます。

『サクラ』は航続距離に難ありと言われることがありますが(日常利用は問題ないのですが、レジャー利用をしようとすると航続距離が足りない)、航続距離が300kmあると、東京日本橋から愛知県蒲郡市まで行けることになります(高速道路を走ると航続距離が短くなるでしょうが)。
これだと、日常利用から週末のお出かけまでできることになりますね。

問題は、日本におけるブランドイメージと販売網。
販売網については、国内100店舗を目指すとしていますが、国内メーカーの販売網と比べるとはるかに少ないです。
ブランドイメージについては、売れればイメージも上がっていくでしょうから、順調にスタートを切れれば、その後も販売が伸びる可能性があります。

ちなみに、現在BYDでは、軽自動車販売等のノウハウを持った人材を募集中。
成否を握るのは、この人材にかかっているかもしれません。

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